国立精神・神経医療研究センターの研究によると、1日に4時間半ほどの睡眠不足状態が5日間続くと、うつ病や統合失調症などの患者と似た脳機能の変化がみられ、不安や混乱、抑うつ(気分の落ち込み)傾向が強まることが明らかにされました。脳血流量の低下の可能性も考えられます。
睡眠不足の人は、それだけで情動が不安定になり、抑うつも現れるのです。「危険の警報装置」ともいわれる脳の扁桃体は、不安、恐怖、怒りなどのマイナス感情のスイッチをオンにしますが、睡眠不足になると扁桃体が簡単に興奮しやすくなります!これにより不安、恐怖、怒りなどが出やすくなるのです。
日常的に6時間睡眠以下の人は、「感情の不安定さ」がもうすでに出ている可能性があります。必要な睡眠時間は7時間以上です。
睡眠をきちんととることで感情は安定します。たった1時間睡眠を増やすだけで、「仕事や人間関係が順調になる」と思えば、それはものすごく有効な時間投資といえるのではないでしょうか。忙しく毎日すごされている皆さんですが、7時間睡眠に近づくよう時短して時間を作ってみませんか

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