笑顔の効果
私たちは仕事や勉強のことで不安になったり、人間関係に悩んで暗い気持ちになることがあります。
同じような環境で生活していても、いつも明るく、楽しそうに毎日を送っている人もいます。そういう人は、ほぼ「笑顔」ではないでしょうか。この違いは、どこにあるのでしょうか?
・明るい気持ちでいるから、毎日が楽しくなるのか?
・毎日を楽しくしようとしているから、表情が明るくなるのか?
そのどちらも正解だと思います。明るい笑顔でいる人というのは、周りの人たちの気持ちを明るくし、毎日が楽しくなるような「いい環境」ができやすい傾向があると思います。
いつも気持ちが明るい人は、心理的な垣根が下がり、自然と人が寄ってきます。部下の人たちに威厳を示そうと「仏頂面」をしている上司より、ニコニコと愛想がいい課長や部長のところには、やはり人が集まってきます。
明るい笑顔の人が周囲の人も明るくするというのは、その人が持っている雰囲気とか心理的な影響だけでなく、科学的にも証明されています。笑顔の人と一緒にいるとつられて笑顔になる経験をしたことがありませんか?それは「エンドルフィン」の働きによるものと考えられています。
エンドルフィンとは、脳内で機能する神経伝達物質の1つで「体内で分泌されるモルヒネ」の意味があります。モルヒネの数倍の鎮痛効果があると考えられ、「気分が高揚」したり「幸福感」が得られたりするという作用を持っています。
笑顔が無理なら、「こんにちは」というあいさつだけでもいいのです。普段、仏頂面をしている人が「よう!」と明るく手を上げるだけで、印象は確実に変わります。いつも笑顔の人より効果があったりするものです。
試してみるときっと実感できますよ。辛い時こそ笑顔です。
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