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夏季うつとは

夏季うつとは?

夏季うつとは季節性感情障害の一つで、夏の時期に発生するうつ病のことです。食欲低下や不眠、不安感、精神的不調といった症状があらわれます。

 

夏季うつを予防するには隠れ疲労を溜め込まないこと、普段の生活から食事や睡眠、運動のバランスを整えることが大切です。

 

夏季うつや夏バテといった季節性の不調を防ぐために効果的な方法は主に3つあります。

 

・日光を浴びすぎない

気温が高い夏の時期に外出すると疲労感が溜まり、夏季うつや夏バテを引き起こしやすくなります。さらに夏の厳しい日光は疲労感を増長させるため、日光の浴びすぎには注意しなければなりません。日光を浴びて上がった体温を下げるには、首や手首、ひざの裏側などの皮膚が薄いところを濡らしたタオルや保冷剤で冷やすのがおすすめです。

 

・体調に合わせた室温設定

室内にいても、冷房を使わずに室温が高くなっていると、身体のだるさやストレスを感じやすくなります。体感や体調に合わせた室温設定で過ごしやすい空間をつくることが大切です。

 

体感だけで冷房の使用を判断してしまうと、気づかぬうちに室内の温度が上昇している場合に対応できないリスクもあります。仕事中などは業務に集中するあまり熱中症の危険に気づかない可能性があるので、室内の温度を常に確認することが重要です。

 

・良質な睡眠

良質な睡眠がとれていないと、疲労の蓄積や自律神経の乱れにより、夏季うつが発症しやすくなります。睡眠中は自身の体温の熱がベッドや布団に蓄積し、快適な睡眠を阻害します。また温かい空気が寝床の周囲に停滞することで不快感につながることもあります。熱のこもりにくい冷感性のある素材の寝具を使用したり、室内の空気を循環させることも良質な睡眠に効果的です。

 

夏季うつを防ぐためには、日光の浴びすぎや室温設定に注意し、睡眠、食事、運動をバランスよくする必要があります。いまから準備し、行動に移しましょう。