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お風呂で心身をメンテナンス

入浴には、リラックス効果があり、ストレスなどで疲れた体を休めてくれる効果があります。また、温浴効果によって手や足先などの末梢(まっしょう)神経が拡張し、血行が促されたり、筋肉や関節が柔軟になったりすることで、体の疲れをとる効果があります。

 

湯に浸かった時の水圧も血液やリンパの流れに一役買っています。体内の疲労物質や血液、老廃物が流れやすくなることで、疲労回復効果が得られるのです。湯船に浸かった方が、シャワーのみの入浴に比べて疲れがとれやすい理由です。

 

入浴する際、湯に肩まで浸かる全身浴か、おへその上まで浸かる半身浴かで、その作用は変ってきます。

 

半身浴の場合、下半身にだけ水圧がかかり、足に滞っていた血液を効率よく心臓に戻すことができます。

全身浴は短時間で体を活性しますが、その分体への負担も大きいのがネックになります。

 

体への負担の少ない半身浴の方が効率もよく、しっかりと全身に血液を巡らせることができるのです。お湯の温度も疲れをとる重要なポイントです。42度以上の熱い湯は、交感神経が活発になってしまうため、その後の睡眠に悪い影響が及んでしまうこともあるので注意が必要です。

 

もし、熱い湯に浸かる場合は、浸かる時間を5分以内にするなどの調整すつことをおすすめします。

38〜40度のぬるい湯は、副交感神経を刺激することでリラックス作用をもたらしてくれるので、疲れをとるにはぬるめのお湯の方がおすすめ。

 

ぬるめのお湯で20分程度の入浴が、体に負担が少なく、全身がくまなく温まる入浴法です。シャワーだけですませず、お風呂でストレスを軽減してみませんか。