飲酒は睡眠の質を悪化させ、睡眠障害の重大な原因となることが言われています。飲酒はメンタル疾患のリスクを大きく高めます。多量飲酒者では、うつ病のリスクが3.7倍、認知症のリスクが4.6倍、自殺リスクを3倍にも高めるとの報告もあります。
メンタル疾患を治療中の人は、「禁酒」が必須です。お酒を飲んでいる限り、ぐっすりと眠ることができず、メンタル疾患は治りにくくなると言われていますし、ドクターは禁酒を勧めます。
お酒を飲む期間が長くなるにつれ、ストレス耐性が下がってきてくると聞くことがあります。アルコール飲料の摂取はストレスホルモンの「コルチゾール」の分泌が増えます。「抑うつ」の度合いも高まります。ストレスが溜まって、飲酒量が増えることは、「うつ病」に向かって、一気に突き進んでいることと同じです。
アルコールは、脳の興奮を抑える「GABA(ギャバ)」を分泌する神経を活性化します。つまり、鎮静剤を飲んでいるような効果がありますが、それは「問題の先送り」でしかありません。問題を先送りすると、事態は悪化して対処不能になり、ストレスは増える一方です。お酒でストレス発散はしないほうがよいことがわかると思います。
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