胃痛の原因の一つとして仕事のストレスや、人間関係のストレス、高齢化社会にともなう介護や家庭のストレスなど、現代人はさまざまな精神的・肉体的ストレスにさらされています。
ではなぜストレスを受けると胃痛が起きるのでしょうか?
胃などの消化器官の働きは自律神経(交感神経と副交感神経)が関わっています。ストレスによる刺激が、脳から「副交感神経」を優位にし、胃に伝えられ、過剰な胃酸分泌を促します。また、胃の蠕動(ぜんどう)運動を促進します。ストレスによる刺激は、もう一方では脳から「交感神経」にも伝わり、胃の血管を収縮させ、血流を減らしてしまい、胃の粘液の分泌を減少させます。
ストレスを受けた胃は、血液循環や粘液分泌が減少して胃粘膜の抵抗力が弱まり、逆に、胃を攻撃する胃液(胃酸)の分泌が増えた状態になります。結果として、胃に炎症が起こり、胃痛になります。
胃痛を感じる人は、ストレスとの良い付き合い方を自分なりに見つけ、対応しましょう。
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